みなさんは、普段Chromeの拡張機能をどのように活用していますか?
2024年11月現在、Chromeは依然として70%近いシェアを誇るブラウザ(参考:StatCounter)であり、多くのWeb制作者が日々の作業に欠かせないツールとして利用しています。
特にコーディング作業では、Chromeの拡張機能を上手に使うことで作業効率が大幅に向上するでしょう。
今回は、私がWeb制作の現場で実際に使っている便利なChrome拡張機能をいくつかご紹介します。
サイト制作によく使っているChrome拡張機能13選
それでは、私がWeb制作で実際に使用している便利なChrome拡張機能を紹介していきます。
アナリティクスにデータ送信しない拡張機能 Google Analytics オプトアウト アドオン (by Google)
Google Analytics オプトアウト アドオン (by Google)
Googleが提供する公式プラグインです。
この拡張機能は、サイト訪問者としてカウントされないようにするもので、特に本番サイトを確認する際に便利です。
開発中に何度も確認作業を行う場合でも、意図しない閲覧数を除外できます。


プラグインが正常に動作している場合はカラーで表示され、無効の場合はグレーになるので視覚的に確認しやすいです。
閲覧しているサイトURLをQRコードに変換してくれる拡張機能 QR Code Generator
この拡張機能は、URLを簡単にQRコードに変換できる便利なツールです。
Webサイトの構築後、ブラウザでスマホサイズの表示確認を行いますが、実機での確認も欠かせません。
特に、表示が崩れやすいAndroidやiOS端末でのテストには、QRコードを使うと手早く確認できます。
修正確認を繰り返す場合にも非常に便利です。

リンク切れを確認できる拡張機能 Check My Links
ページ内のリンクを一目で確認できるプラグインです。
プラグインをクリックすると、現在のページのリンクが色分けされて表示されます。

リダイレクトリンク(画像では黄緑色の部分)も識別でき、特にSEOに影響を与える可能性があるため、注意が必要です。
h1タグなどの階層をチェックできる拡張機能 HTML5 Outliner
hタグ(見出しタグ)の階層を確認するツールです。
記事サイト作成時などでは特にh1、h2、h3などの関係をミスしていないか確認が必要ですが
このプラグインを使えば素早く確認できます。
気になるサイトで使われている技術を確認する拡張機能 Wappalyzer
気になるサイトがどのような技術を使っているのかを知ることができるツールです。
サイトに使用されているJavaScriptのフレームワークやCMSを簡単に確認でき、技術スタックを把握するのに役立ちます。
ただし、すべてのサイトで正確な情報が得られるわけではありませんので、参考程度に使いましょう。

画像のAltタグを一括確認できる拡張機能 Alt & Meta viewer
画像のAltタグを簡単に確認できる拡張機能です。
Altタグを一括で表示し、カーソルで選択した画像の詳細をすぐに確認できます。
手間のかかるAltタグ確認作業の効率が格段に上がるツールです。


サイトに使用されているフォントを確認できる拡張機能 Fonts Ninja
Webサイトで使われているフォントを簡単にチェックできるツールです。

気になるフォントがあれば、アイコンをクリックするだけでそのサイトで使用されているフォント情報が表示されます。
サイズやウェイトなどの詳細も確認できるので、納品チェック時に非常に重宝します。
Chromeで開いているページURLを一括保存・一括展開できる拡張機能 One Tab
たくさんのタブを開いているとき、タブを整理して一度に保存・再開できる拡張機能です。
作業中に複数のタブを開いている場合、One Tabを使うとタブを一括で保存・閉じることができます。保存したタブは後で再開できるので、作業効率が格段に向上します。
Chromeもタブでまとめることはできますが、タブに名前をつけたりするのは面倒という場合はOne Tabが圧倒的に早くて便利です。
私はChromeのタブで名前をつけてからOne Tabで保存しています。
するとOne Tab一覧画面でそれまで保存しているサイトが一覧で表示されてみやすくなります。
案件ごとにまとめて保存して案件が終わったら別途保存しております。
表示確認や動作テストができるオールインワンの拡張機能 Web Developer
いろいろな機能をオンオフにして様々なテストができる強力なツールです。
私は主にJavaScriptをオフにして動作確認をしていますが、その他にもCSSやクッキーを無効にするなど、幅広い機能が備わっています。
興味があればぜひ試してみてください。
パソコン画面に表示されている色を確認する拡張機能 ColorZilla
Webページで使用されている色を簡単に調べるツールです。
ページ内の色一覧を表示したり、色コードをコピーすることができます。


見ているサイト以外(デザインソフトなど)で使われている色を調べることも可能で、選択した色の履歴を確認できる点も嬉しいポイントです。
デザインカンプと重ねて表示確認できる拡張機能 PerfectPixel by WellDoneCode (pixel perfect)
PerfectPixel by WellDoneCode (pixel perfect)
デザインカンプとブラウザを重ねて表示できる拡張機能です。コーダーには有名なプラグインですよね。
ずれを素早く調整するために非常に役立ちます。
illustratorのデザインカンプなどは数字をとるのが面倒なのである程度の数字をいれてこの拡張機能で調整したほうが時短になります。

鍵のマーク 重ねた画像を固定できます。調整が終わったら固定します。
鍵のマークの右隣のボタンを押すと重ねた画像がグレーアウトするのでズレている部分を認識しやすくなります。
0.5の数字が入った部分は重ねる画像の倍率になります。1024pxサイズのデザイン画像で確認ブラウザの画面サイズも1024pにするなら1で大丈夫です。
透明度のスライドバーは50%前後が見やすいでしょう。
Webサイトの表示確認を複数デバイスで一度にできる拡張機能 Responsive Viewer
Webページを複数のデバイスサイズで一度に確認できるツールです。
いろんなサイズで確認するのも手間がかかりますが、
複数の画面サイズを同時に表示できるので、レスポンシブデザインの確認作業が効率的に行えます。
Webサイトのタイトルタグやmetaタグのdescriptionなどを確認する TDK Meta Checker
この拡張機能は、metaタグやOGP画像などの情報を一覧で確認できるシンプルで便利なツールです。

特に、Webサイトの納品前にタイトルタグやdescriptionが正しく設定されているか確認したいときに役立ちます。
これを使えば、チェック作業がスピーディに行え、作業効率の向上につながります。
Chrome拡張機能の注意点

インストールしすぎると重くなる。
Chromeに拡張機能を多くインストールしすぎると、ブラウザの動作が重くなることがあります。
特に、普段使わない拡張機能をインストールしたままにしておくと、むだにリソースを消費してしまいます。
使っていない拡張機能がある場合は、不要なものを削除しておくことをおすすめします。
これにより、ブラウザの動作が軽くなり、作業効率も向上します。
検証ツール(デベロッパーツール)を使っているときにコンソールエラーが発生することがある。
Chromeのデベロッパーツールを使用しているときに、コンソールにエラーが表示されることがあります。
特になれないうちは、エラーメッセージを見て不安になることも多いですが、実はこのエラーが拡張機能によって引き起こされている場合があります。
もしエラーが発生した場合、一度拡張機能を無効にして確認してもいいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したChrome拡張機能は、どれもWeb制作の作業を効率化するために欠かせないものばかりです。
もし、まだ使ったことのないものがあれば、ぜひ試してみてください。
また、「これが紹介されていないのはなぜ?」という拡張機能があれば、お問い合わせページよりお気軽に教えてくださいね。
この記事が、みなさんの作業効率を少しでも向上させるお手伝いができれば幸いです