各レンタルサーバーではWordPressサイトの導入をわかりやすくするために簡単インストールなどの項目を設置しており、比較的簡単にすすめることができます。
しかし慣れてない頃は、HTMLファイルを公開の際、「??」となったことがあります。
この記事では、作成したHTMLファイルをレンタルサーバーにアップロードし、Webサイトとして公開するまでの具体的な手順を、レンタルサーバーはエックスサーバー
この記事の手順を踏んでいただくとHTMLファイルのアップロード方法とその作業のながれがつかめるのでテストアップまでがスムーズにできるようになります。
レンタルサーバーへファイルをアップロードのための環境準備
HTMLファイルをサーバーにアップロードし、インターネットに公開するためには、いくつかの準備が必要です。
具体的には、レンタルサーバー、FTPソフト、そしてWebサイトのファイル一式の3点を用意する必要があります。
それぞれ解説していきます。
レンタルサーバーを用意する
レンタルサーバーがまだ準備できていない場合は、まずはレンタルサーバーの契約から始めましょう。
代表的なレンタルサーバーには、XServer(エックスサーバー)、ConoHa WING(コノハウィング)、さくらサーバーなどがあります。
今回は、エックスサーバー
FTPソフトを導入する
次はFTPソフトです。
FTPソフトを利用してレンタルサーバーにファイルをアップしたり、ダウンロードしたりできます。
今回ご紹介するFTPソフトは、FileZilla(ファイルジラ)です。
WindowsでもMacでも両方使えて、ネットにも多くの情報があり、慣れてない方にもおすすめのFTPソフトです。

上のページからダウンロードできます。詳細は下記ページに詳しく書いていますので参考にしてください。

アップロードするファイルを用意する
多くの方はファイルをアップロードする前にWebサイトのファイル一式を作成していると思います。
今後テストアップしていく場合は、レンタルサーバーのpublic_htmlフォルダ内に新しくフォルダを作成してその中にファイル一式をアップすることになります。
ご自身のサイトをアップするだけならフォルダを作成する必要はありません。public_htmlの直下にそのままファイル一式をアップしても大丈夫です。上記画像では私はフォルダをいくつか作成しており、そのためフォルダがありますが、最初はフォルダはないと思うので気にしないでください。
Webサイトのトップページがindex.htmlの場合、多くのレンタルサーバーではURLの末尾に/index.htmlを付けなくても自動的にトップページが表示されるように設定されています。このため、通常はURLにindex.htmlを明示的に記述する必要はありません。
ファイルをアップロードする(エックスサーバー)
レンタルサーバー、FTPソフト、アップロードするファイルの準備が整えば、次は実際にファイルをアップロードしていきます。
レンタルサーバーにてアップロード先を作成
今回の作業例であるエックスサーバーにて契約するとドメインと同じ名前のフォルダが作成され、さらにその中にpublic_htmlというフォルダが作成される形で公開フォルダが用意されます。

例えば、example.comというドメインの場合、ファイル一式を設置するフォルダは example.com/public_html/ となります。
ご自身のレンタルサーバーの場合は今後も訪問することになるので、まずはFileZillaに登録することをおすすめします。
下記の記事を参考にしてください。

先程も書きましたが、ご自身のサイトをアップするだけならpublic_htmlの直下にそのままファイル一式をアップして大丈夫です。
テストサイトなどをいくつかアップする予定ならpublic_htmlの直下にそれぞれのフォルダを作成してその中に作成したファイル一式をアップするようにしてください。
ブラウザでレンタルサーバーへアップしたサイト確認
全てのファイルのアップロードが完了したら、最後にブラウザから作成したサイトにアクセスして確認します。
ブラウザからアクセスするには、サーバーのドメインをブラウザのURLバーに打ち込みます。
エックスサーバーの場合、public_htmlフォルダにファイルをアップロードしているため、ブラウザのURLにはドメイン名のみを入力します。(例: http://example.com)
public_htmlをURLに含める必要はありません。エックスサーバーではpublic_html直下にあるindex.htmlを自動的にトップページとして表示します。
アップロード作業が成功していれば、作成したファイル一式の内容が表示されるはずです。
もしアップロードしたHTMLファイルがうまく表示されない、もしくは画像が表示されないなどの場合は、以下の点を確認してみてください。
- ファイル一式のアップロード先が正しいかどうか?
- 必要なファイル(HTML, CSS, 画像など)が全てアップロードされているか?
- ブラウザのキャッシュをクリアしてみる
- パスの確認をしてみる

もしファイルに修正があった場合も、FileZillaを使って修正済みのファイルを上書きアップロードすることで、簡単に更新を反映させることができます。
アップロードした内容をBasic認証で保護する方法(おまけ)
依頼されたLPサイトなどをご自身のレンタルサーバーでテストアップする場合はBasic認証が必須です。
Basic認証は、特定のWebページにアクセスする際にユーザー名とパスワードの入力を求める認証方法です。
手順としては
- エックスサーバーのパネルのホームページのアクセス制限をクリック。
- 該当ドメインをクリック。
- 対象フォルダをのユーザー設定をクリック。
- ここでユーザーIDとパスワードを設定して、確認画面に進むをクリック。
- アクセス制限設定ページに戻って先ほど作成したフォルダのアクセス制限をONに変更。
もう一度サイトを訪問するとユーザーIDとパスワード入力を求められれば設定完了です。
まとめ
この記事では、HTMLファイルをレンタルサーバーにアップロードし、インターネットに公開する方法を詳しく解説しました。
Webサイトの公開には、以下の3つの準備が必要です。
- レンタルサーバー
- FTPソフト
- HTML・CSSファイル一式 そして、アップロード作業は以下の流れで進めることができます。
- レンタルサーバーにてアップロード先を作成
- FileZillaにてHTMLファイル一式をアップロードする
- ブラウザでレンタルサーバーへアップしたサイト確認
レンタルサーバーやFTPソフトなど、扱うものが多くて最初は難しく感じるかもしれませんが、一つ一つ手順を追って作業すれば、必ずWebサイトを公開することができます。
今回の記事が、皆さんのWebサイト公開の一助となれば幸いです。